①資料①・いまの状況

いま何が足りないか

4社の見積の状況と、急いで集めるべきデータをまとめた1枚。最初に読む資料です。

チュリスガーデン湘南野比 エレベーターリニューアル / 現状共有資料 / 2026年11月2日時点

4社の最新見積が揃いました。
次は「2社に絞って、説明できるか」です。

まだ揃っていないのは「期限に間に合う工程」と「直せない故障への回答」です。

JES・マーキュリー・OTISの見積は、三菱の契約月に合わせて2027年4月まで有効になりました。一方で、期限の7基を2027年12月に終えられる会社がはっきりせず、JESとマーキュリーは保守契約で直せない故障への回答が2回目もありません。

今すぐ必要な3つのこと

1

JES・マーキュリー:保守契約で直せない故障になったときの対応

2回問い合わせても回答がありません。回答がないと区分所有者に説明できないため、委員会では「回答がなければ候補から外す」方針です。

依頼:相鉄LS 松本さん → JES/マーキュリー(3回目)
2

期限の7基を2027年12月に終える工程の再提示

OTISはC1・C2の4台が2028年3〜4月、三菱もW棟の3台が2028年1月頃、マーキュリーは納期が注文後約365日です。工事の順番と着工時期の前倒しを相談します。

依頼:相鉄LS 松本さん → OTIS/三菱/マーキュリー
3

三菱の詳細見積と、JESの見積合計の確認

三菱は値引き交渉中で、9/20の概算のままです。JESは、合計(税別1億4,940万円)と明細を足した額(1億7,460万円)が2,520万円合いません。

依頼:管理組合 → 三菱/相鉄LS 松本さん → JES

期限

三菱案の内諾・調査発注の目安
2026.12
三菱の概算工程(案1)より
三菱 保守見積の有効期限
12/14頃
9/14発行・有効3ヶ月
JES・MCY・OTISの見積の有効期限
2027.4
三菱の契約月に合わせて延長済み
三菱製部品の供給終了
2027.12
C1・C2・W1・W2・W6の7台

4社の工事費(14基・税別)

マーキュリー
¥130,900,000
JES
¥149,400,000
OTIS
¥285,300,000
三菱(概算)
¥296,400,000

JES・マーキュリーは14基同時発注の金額(棟ごとに発注すると、JES 1億5,350万円、マーキュリー 1億3,300万円)。JESは全オプション込みで、明細の合計とは2,520万円の差があります。OTISは10/30の再見積で、10/9から930万円上がりました。

4社比較:何が埋まっていて、何が空白か

確定回答待ち・要確認未着・課題あり
項目JES(A-1)マーキュリー(B-2)OTIS(B-1)三菱(C-1)
方式油圧のまま制御リニューアル油圧のまま制御リニューアルロープ式へ部分撤去新設ロープ式へ準撤去(AXIEZ)
14基の工事費(税別)¥149,400,000
合計と明細が不一致
¥130,900,000¥285,300,000¥296,400,000
概算・値引き交渉中
月額保守費(1台・税込)27,830円27,500円(要再確認)
油圧配管・シリンダーは対象外
27,500円約40,150円
期限の7基の完了納期120〜240日なら間に合う(要再確認)納期約365日で2028年春C1・C2が2028年3〜4月W棟3台が2028年1月頃
直せない故障への回答2回目も未回答2回目も未回答新品に更新新品に更新
既存不適格の解消戸開走行保護・耐震は残るすべては解消しないすべて解消すべて解消
1台の停止期間約9日約7日約45日(実工事34日)35〜45日
見積の有効期限2027年4月2027年4月末2027年4月30日9月時点価格/保守は12/14頃

委員会からの提案(ご意見をお願いします)

選択肢が多いとまとめられないため、4社から2社に絞る案です。

方式候補残す1社理由
① 油圧式制御リニューアルJES・マーキュリーJESどちらも未回答があるが、価格の安い選択肢として、油漏れが保守契約に含まれるJESを残す
② 最新ロープ式リニューアルOTIS・三菱三菱OTISは工程でC1・C2が期限を超える。三菱の保守の信頼性(JESに変わる前の約20年の実績)。三菱の金額がOTISより下なら三菱一択

そのうえで、委員会としては②三菱を選定したいという案です。理由は、JESが直せない故障への回答をしていないこと(その場合エレベーターが止まる)、30年で見るとロープ式が有利になりうること(油圧式はリニューアル後も油圧配管・装置の交換が必要になる場合がある)、初期費用だけで判断してはいけないこと、です。

提案を進めるうえで確認しておきたい点

重要確認事項:ロープ式にした場合の各棟の予算

ロープ式にすると、各棟の修繕積立金で足りなくなる棟(マイナスになる棟)が出る可能性があります。団地全体の修繕会計から借りられない場合のやりくりとして、次のような方法が考えられます。

  1. 団地会計からの貸し付け:管理規約で棟会計と団地会計の間の貸し借りができるか確認する。返済計画を付けて総会で決める。
  2. 借入:住宅金融支援機構のマンション共用部分リフォーム融資などで、不足する棟の分を借りて、その棟の積立金から返済する。
  3. 不足する棟の積立金の見直し:一時金ではなく、段階的な値上げで不足分を埋める。
  4. 工事の時期をずらす:期限の7基を先に工事し、残りの棟は積立が整ってから行う(段階案)。棟ごとの負担の山を分けられる。

どの方法が使えるかは、管理規約(棟会計の扱い)と各棟の積立金残高によります。まず各棟の残高と、ロープ式にした場合の棟ごとの不足額を一覧にする必要があります。